台湾・東南アジア最大級のECモール「Shopee」の出店販売支援やマーケティング支援を行っているスターフィールド株式会社。
日本以上に活用されているインフルエンサーマーケティングを通して顧客の売上拡大を目指すため、iKala Japan が展開するKolrを2023年に導入しています。
Kolrを使って、2,000名以上の台湾のインフルエンサーを検索・リスト化。
カテゴリや求めるフォロワー数などの条件に合わせて検索することで、作業効率化と顧客のEC売上拡大に貢献しています。

Kolr導入の決め手から活用方法までを、執行役員でグローバルECオペレーション部 部長の久米大輔さんとグローバルECオペレーション部の徐さんにお話を伺いました。

多様な検索機能を備え、3億*のデータから最適なインフルエンサー選出を簡単に
−インフルエンサーマーケティングツールの導入を検討したきっかけを教えてください。
久米:社内で台湾のインフルエンサー数千名にリーチするプロジェクトが始まるにあたって、1人1人のインフルエンサーを手作業で探し、アカウントを見て判断、コンタクトしていくのでは時間がかかりすぎるため、ツールの導入を検討し始めました。
−導入にあたり、他社と比較検討をされましたか?Kolr導入の決め手を教えてください。
徐:台湾のインフルエンサーを検索できるツールを洗い出し、無料版でいくつか試して検討しました。
コスメ系のインフルエンサーがまとまっているツールは他にもあったのですが、Kolrはコスメや健康食品・ヘアケアなど幅広いカテゴリのインフルエンサーを網羅し、カテゴリ別に検索できるのが良いなと感じました。
また、台湾だけでなくシンガポールのインフルエンサーマーケティングを行うことも決まっていたので、シンガポールのインフルエンサーもカバーしていることが決め手になりました。
久米:我々は台湾、シンガポール、マレーシアなどに事業展開を行っているため、国境を越えて使用できるKolrは魅力的でした。
また日本法人があり、コミュニケーションを取りやすいのも良かったです。
−社内に浸透させるために行ったことはありますか?
徐:ツールの特徴や使い方についての説明会を1度行いました。
Kolrは直感的に使用しやすいので、みんなすぐに慣れ、特にその後質問が来ることはありませんでした。
Kolrの担当者の方もとてもフランクに連絡しやすいので、要望などもよく伝えさせて頂いています。
*2025年3月現在、Kolrは3億を超えるインフルエンサー データを保有しています。
日本・台湾の2拠点で利用、約10倍の作業効率化を実現
−どのくらいの頻度で、どのようにKolrを利用していますか?
徐:私は毎日利用しています。既に2,000名以上のインフルエンサーを検索・リスト化しています。
インフルエンサーの情報がまとまっているので、クライアントへの提案資料もKolrの情報を活用しています。
久米:日本本社と、台湾支店のメンバーも一緒に利用しています。
多言語対応しているので、台湾支店のスタッフも問題なく使えています。
−特にどの機能が便利だと感じられますか。
徐:カテゴリ別に絞って検索できることや、ツール内で検索からフォロワー数や基本情報の把握、リスト化、インフルエンサーとのコンタクトまで完結できるのが便利です。
私たちは7,000〜8,000規模のフォロワー数のインフルエンサーを探しているので、フォロワー数を1,000人から100万人以上の間で設定できるフォロワー数フィルターは欠かせません。


久米:数万人のフォロワーを持つインフルエンサーは影響力がありますが、予算などの条件面で合わないことも多いです。
我々が今進めているプロジェクトでは、フォロワー数の多いインフルエンサー1名より、数千人のマイクロインフルエンサーの発信によって面で情報を広げることに重きを置いているため、フォロワー数のフィルターが設定しやすいのはとても嬉しいです。
−どのくらい作業が効率化したと思われますか。
久米:プロジェクト開始時には既にKOL Radarを利用していたので正確な比較は難しいですが、1つ1つのアカウントを見て、投稿の傾向やフォロワー数を見ていては膨大な時間がかかります。
10倍以上は効率化できたと思います。
台湾と東南アジア消費者の購買行動に大きな影響を与えるインフルエンサー

−日本市場で少子高齢化が進む中、海外進出を目指す日本企業は増えているのでしょうか。
久米:海外進出の必要性は感じながらも、どうしたら良いか分からない企業様が多いように感じます。
具体的なご相談を頂くより、弊社からご提案すると「やりたいと思っていたんですけど…」とお話頂くことが多いです。
−海外進出の中で、台湾が日本企業とマッチしやすい理由はありますか?
久米:まず日本から距離が近いこと。そして親日国のため、既に日本商品が多く販売されており、好意的に受け入れられているということです。
市場規模だけ見ると中国やアメリカ、インドをイメージする方が多いですが、それらの国は日本と文化が異なる上、競争も激しいです。海外展開の第一歩として台湾は非常におすすめです。
−台湾はインフルエンサーの影響力が大きいのでしょうか。
久米:日本よりも大きいと思います。
消費者の購入において、インフルエンサーの情報が参考にされることが多いです。また台湾ではFacebook、Instagram、LINEなど日本と同様のSNSが利用されていることも、日本企業がやりやすい点だと思います。
その他、マレーシアやシンガポールでもインフルエンサーは消費者の購買行動に強い影響力を持っています。
−御社はECモール「Shopee」のマーケティング支援を行っていますが、インフルエンサーマーケティングによる効果を感じますか?
久米:クライアントのEC店舗を業務委託で運営している案件もありますので、インフルエンサーマーケティングによる売上アップは身をもって体感しています。
我々としても社員数が多くない中、新規顧客の獲得には限界があり、既存顧客の契約継続は最優先です。
それには売上の拡大が必須となりますし、それにインフルエンサーマーケティングは大きく寄与しています。
−Kolrはどんな企業におすすめだと思われますか?
久米:日本だけでなく、東南アジアのインフルエンサーをカバーしているので、海外進出支援を行っている企業にとって便利だと思います。
日本語・英語・中国語の言語切り替えも簡単なので、現地支店のスタッフも使えます。
我々は現在台湾のインフルエンサーを中心に利用していますが、今後シンガポールなど他国のインフルエンサーマーケティングにも活用していきたいです。
台湾・東南アジア最大級のECモール「Shopee」の出店販売支援やマーケティング支援を行っているスターフィールド株式会社は、東南アジアに欠かせないインフルエンサーマーケティングを最大限に活用するため*Kolrを導入しました。世界最大級のデータ量から最適なインフルエンサーを選出し、作業効率化と顧客のEC売上拡大を行っています。
※導入時のブランド名はKOL Radarです